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最後の広島のステージ |
第11回 ラビン・ユー
桜が今まさに満開ですね。
一年で一番希望に満ちあふれた大好きな季節なのですが、
お花見の頃に誕生日を迎える私はいつも複雑な心境で
過ごすのです(学生時代は4月生まれっていつも一番に歳をとるから
いやだった記憶があります)。
3月の23,24日と、先月号でもお知らせしていたグランビア広島
バーラウンジ
「リモージュ」の最後のステージに行ってきました。
そして本当に最後の24日の昼下がりに、震度6といわれた
あの地震に遭遇したのでした。
私はショッピングの最中でしたが、幸い新築のデパートの2階にいたので
それほど怖い思いはしないですみました。
しかし!鉄道は不通になるわ、電話はまったく通じないわ、ホテルに帰ると
エレベーターは止まっていて、非常階段で10階の部屋まで往復です!
何よりも、このままではステージが無くなってしまうのでは?!
という心配が胸をよぎりました。
なんとか夕方までにエレベーターは動き出し、お店はオープンしました。
いつもの週末のようにステージは満員でした。
最初から最後まで沢山のリクエストと共に惜しみない拍手を下さった皆さん、
ラストステージに駆けつけてくれた友人や歌手仲間、本当にありがとうございまし
た。
終了後、ピアニストの川端氏の心遣いでシャンパンも振舞われ、
お世話になったスタッフも交えて、乾杯でお別れしました。
長いようであっという間だった10年。沢山の素敵な思い出を胸に、
今までの私とまたひとつお別れして、振り返らず歩いて行かねばなりません。
それにしても、忘れられない「広島最後の日」でした。
「リモージュ」のバーテンダーで10年間ずっと私の歌うこの曲のファンだと
言ってくれた人がいました。最後の方は、ラストステージの3曲目(お客さんが少な
くなってから)に
歌うという暗黙の約束が成り立っていたほどです。
彼の他にもこの曲をフェーヴァリットと言って
下さる方が多く、いつの間にか私のPOPSの18番になっている曲を、今月はお届けし
ます。
【訳】
2001年4月 桜が満開の吹田にて 中谷 泰子
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