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神戸みなと異人館でのガーデン結婚式で歌うシンガポールスリリ
ング |
第12回 STAND BY ME
今月は、よくダイアリーのコーナーにもよく出てくる「アカペラ」
の魅力について書きたいと思います。歌うことが何よりも好きな人間が
必ずやってみたいと憧れるのが、肉声だけで作り上げるアンサンブル
「アカペラ」です。
最初に調子笛で音をとって、そのあとは全く
声のみで高中低音パートに別れて(各パート一人ずつ)責任を持って
自分のパートを歌うことで美しいハーモニーが生まれるのです。
楽器なら、吹いたり弾いたりすれば、その音が正しく出せるのですが、
声は肉体が楽器なので、他のパートにつられたり、体調によっても狂った音を出
してしまったりすることがあります。だいたい4人というのがべ−シックなスタ
イルですが、今はパーカッションを口で演奏するという器用なパートまで現れて多
彩な編成になってきています。
というわけで、歌が上手いという他に、耳の良さや、正確なピッチ(音程)、
リズム感、溶け込む声質、などが必要とされます。ソロで個性的に歌うのが上手
くても、ひとり目立った声でハーモニーをつぶしたらダメですし、リズムや歌
い方の細かいところまで人に合わせられるテクニックがなければいけません。そ
の上で、ライブでは聴衆を目と耳で楽しませるステージングも必要不可欠です。
そういった色んな要素をクリアーして練習に練習を重ねた暁に、ハーモニーがひ
とつになって美しく響いた瞬間を経験すると、もう決してやめられなくなるのです。
アカペラの魔性ですね(笑)。
10年近くいくつかのグループで歌ってきた私は、最近、個人レッスンしている女
の子4人にアカペラグループを組ませ、がんばらせています。
私は男2人、女2人という形でやってきたのでアンサンブルという面では
スムーズだったのですが、女4人の場合、どうしても低音域が希薄に
なってしまうという難点に遭遇、工夫を重ねている最中です。
しかも、女同士のグループはどうしても音楽以外のメンタルな部分も難しいので
す。
しかし、アカペラをやるようになって確実に彼女ら一人一人の実力が
伸びたし、ソロではまだ無理でもグループとして音楽の仕事が出来るようになっ
てきました。これからは、多くのステージを踏み、経験を積んで素敵なシンガー
に成長してくれたらと願いつつ、私も勉強させてもらってるなあと実感している
この頃であります。
ここ数年ブームで、大阪だけでも数えられないアカペラグループがあるそうです
が、たいがいのグループが駆け出しの頃に
レパートリーに加える、アカペラの基本的なスタイルで歌われるこの曲を紹介し
ます。
Stand by me
【訳】
今回のエッセイで少しアカペラの大変さについて理解いただいたみなさん、
是非そういう耳で聞いてみてくださいね。今までと違った興味深い何かが見えて
(?)くるとおもいます。
2001年GWに 中谷 泰子
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