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先月と同じ写真ですみません。




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第21回 How long has this been goin' on「いつの頃から」(2002/3,4合併号)

毎年、私が歳をとる頃に満開となる桜が、今年は えらく早い時期に咲き終わってしまいました。 来年もこの調子なのでしょうか?

この春は、とにかくCDのことで頭がいっぱいでした。 なんとかおかげ様で6月1日に発売が決まりました。 今回のアルバムは選曲、アレンジ、プロダクト、もちろん 歌唱と全て自分で仕切って作りあげたものなので、 まるで子供を生む前のような緊張感です。(生んだ経験ないけど・・笑)

いつの頃から、歌い始めたかというと小学校一年のピアノの 発表会で、童謡を歌ったのが初舞台だった気がします。 「とんぼの眼鏡」と「お星さま」だったかな? 今も発表会を録音したドーナツ版レコードが残っています。 あの頃から人前で歌う快感を覚えたのでしょうか? 中学は陸上をしてましたが、高校では軽音部でウエストコーストの ロックグループで(当時はみんな耳をつんざくハードロック一辺倒の 中で風変わりなバンドをやっていた大人びたバンドだった) ボーカルとキーボードを担当していました。 その頃の私のアイドルはリンダロンシュタット。 のちに、ネルソンリドルオーケストラをバックにJAZZボーカルの アルバムを数枚リリースして話題になった人です。

アメリカという国は日本人が考えるほどにジャンルの垣根がないの です。大学時代、*ブラコンにはまった私が、よくコピーして歌っていた パティーオースチンも先日「エラに捧ぐ」というJAZZのアルバムを リリースしました。 日本人には変な概念があって、私みたいな声の歌手は よく「JAZZっぽくない声だね」とか「やっちゃんはポップスシンガーでしょ」 などと言われてきました。 ジャンルに垣根を感じない私は、その度にブルーになってました・・。

しかし、最近の空前のJAZZ・VOCALブームで、ようやく色んな 個性的な声を持ったシンガーたちが出現しはじめました。 弾き語りでピアノもごきげんな人、キュートなボイスで 白人JAZZシンガーの曲を小気味良く歌う人、 POPSや、ブラコンの名曲をカバーし、自分のカラーで歌う人、 飾ることなく日本の歌なども入れて等身大で歌う人、 みなさん素晴らしい個性で、ジャンルの垣根をなくすべくがんばって らっしゃると思います。 青春時代に聞いてきた音楽はやはり下地になっているのです。 声の質もそうです。 いかに黒人風に格好良く歌えるか、とかハスキーな低音で 崩して歌えるかとか、 そういった勝手な‘JAZZ風’という概念も、少しづつ 変わり始めてきた気がします。

やっと私みたいな声のJAZZ歌手が出現してもいいかなぁ? という時代がやってきた気がしています。 本人は渋く歌ってるつもりでもやはり「きれいな声ですね」と 言われてしまう・・。 声だけは、身体が楽器で、取替え不可能な声帯が鳴って 出ているものです。 どうがんばったって声の質は変えられないのだから・・・・。

それにしても、いつの頃からJAZZを愛したんだろう? 私のデビューはとあるホテルのスカイラウンジでした。 そこで有名なスタンダードはレパートリーとしてこの時 覚えた気がします。

でも、本当にJAZZを歌いたいと思うようになったのは、 エラのシャイニ−ストッキングスを聞いたときだったか、 サラのスキャットから始まるミサイルみたいな枯葉だったか、 アニタの姉御肌さながらのいなせなハニ−サックルローズか、 アンバートンの語りかけるようなYou've changedだったか、 ヘレンメリルのあまりにも有名で渋いYou'd be so〜か、 ブロッサムのキュートで甘いTea for twoだったかもしれない・・。

初まりがいつの頃だったか思い出せないけれど、 きっとこれからも 何らかの形で進化しながら、私なりのJAZZを 歌って行きたい、そう願っています。 なぜって?!それほど奥の深い、ゴールのない 芸術だと思うからです。

というわけで、今月はCDの中から
♪How long has this been goin' on(いつの頃から)を
お届けいたします。

名曲を沢山この世に残したガ-シュインのステキなバラッド。 (ちなみにCDの中でもう一曲ガ−シュインの曲があります)

(意)貴方に出会うまで何をしてきたのかしら?
   いつからこんなに恋にハマッてしまったんだろう?
   ちょっとした驚き。
   ねえ、教えて、いつの頃からこうなってたのかしら?

   ああ、溶けてしまいそう・・・。
   私の身体は天国に投げ込まれたかのよう。
   コロンブスが新大陸を発見した時の気分がわかりそう・・。

   もう一度キスして。ねえ、もう一度。
   今までなんてお馬鹿さんだったの?
   それに引き換え、この幸せは・・。
   いつの頃からこうなったのかしら?

この曲、2種類歌詞がついてて、実は男性用なのですが、 あえてクリスコナーと同じくこちらで歌っています    恋に落ちてる!と実感する、あのトロケルような気分は 何度味わっても良いものです?!この曲を歌うたび そんな気分を味わえる・・・(笑)。CDの中では いつもライブで歌ってるそのままの感じで録音しました。 恋だけでなく、JAZZを愛し、歌いだしたのもいつの頃からか ぼんやりとしか思い出せない・・・。

今は恋よりJAZZを歌うほうを愛してたりして・・・(笑)

2001年4月 発売準備でばたばたしているyakkoでした


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