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横浜バーバーバーの様子
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第23回 My foolish heart(2002/秋号)
暑い暑いと嘆いてたらあっという間に涼しくなりましたね。
朝夕は肌寒いくらいですが、一番過ごしやすい気候だと思いませんか。
昔の人は「芸術の秋」「食欲の秋」などと上手く名付けたものです。
9月の2〜3週目にかけて、奮闘して来た東京での
レコーディング&ツアー体験記を書きます。
私が上京した日から急に涼しくなったらしく
数日間雨模様に見舞われました。
■まずは「無事レコーディング終了!」記から・・
宇宙科学研究所の小惑星探査機(コードネーム:ミューゼスC)
の打ち上げが今年の11月から来年の5月に延期になったことを
ご存知でしょうか?なんと、この探査機のテーマ組曲(全10曲)を
ピアニストの甲斐恵美子さんが作曲し、私はその中の
3曲を歌わせてもらうことになりました。
そこで、これらの3曲を収録順に紹介することにしましょう。
1曲目は、ミューゼスが地球を飛び立ち、
一人で宇宙を旅し続けて寂しい時に、彼を励ますために
女神が歌う子守唄"Lullaby of Muses"です。アルバムの
題名にもなってるこの美しいマイナーのバラッドを
宇宙船艦ヤマトのメーテルになった気持ちで(笑)優しく
繊細に歌いました。次の"Chance!"は小惑星の石を
GETする時の曲で、すごく速いテンポの明るい
サンバのリズムです。早口で楽器の一つと化して参加し、
少年のように張り切って歌ってます。3つめは、エンディングで
地球に戻って来るミューゼスを大きくあたたかく
迎える壮大なバラード"Back to my arms"。
ここでは、今回ご一緒したギタリスト辻氏のアイデアで
今までのトラペジウムでの美しい歌い方とは
少し違ったソウルフルな唱法で、ダイナミックに
歌ってみました。思わずシャウトしているところも
あります(笑)。「よくがんばったね!お帰り!又
飛び立つ日までゆっくりおやすみなさい。」と
歌われる曲です。
今回のアルバムは甲斐トリオに、
ギター、そして今人気の中国の楽器、二胡が
なんとも言えぬスペーシーな雰囲気を醸し出し、
NYと日本で活躍中のフルート奏者もステキに宇宙を彩って、
まるで映画音楽のようなゴージャスな作品となりました。
さらに、今回は関西出身の素晴らしい
画家・吉村ガリ氏がジャケットを書いて下さるのです。
ライブやレコーディングに訪れて、アイデアの断片を
見せて下さいました。今回の音楽に
ピッタリの不思議な感じの美しい絵でした。
みなさん、聞いて楽しい見て楽しい今回のアルバム、
11月1日の発売を、是非楽しみにしててくださいね。
■それらの出来立ての曲も歌った、東京&横浜ライブの
報告を。
レコーディングの最中に訪れたJAZZの街「吉祥寺」は、
その日ちょうど祭りで人があふれて活気がありました。
そして建築家がオーナーのアーティスティックなお店
ストリングスでは、こじんまりしたスペースに一杯のお客様が
迎えてくれました。まだこの時点では喉の調子が
不調でしたが、お気に入りの紫のシンプルなドレスを着て
何とかがんばれました。
次の日、録音したCDのミックスダウンでした。
なんと!丸14時間!!私は自分の参加した3曲以外は
ぼーっとしてたのですが、甲斐さんのあの細いからだのどこに
そんなパワーが潜んでるのか、そして私たちの
わがままを聞き入れてくれるエンジニアの池村氏にも
心から感謝です!
朝8時、明るい日差しの中をホテルに戻りました。
ホテルの方にこの人何の仕事してるの?って
思われただろうなぁ・・。
レコーディングが終了した日の夜は、
甲斐さんのホームグラウンド「お茶ノ水ナル」でした。
みんなナチュラルハイ状態で、
この時にはホッとしたのか、少し喉が戻りはじめた感が
ありました。ここは何度かライブ&トークでやらせてもらってるので、
楽しい天文台長のお話で和んだ雰囲気の中で歌えました。
そして最終の地、横浜へ移動する頃には
やっと晴れて気温も上がりました。
散歩がてら中華街でランチ食べたり、
あの伊勢佐木町ブルースを有名にした
伊勢佐木商店街でお買い物したり
束の間楽しいオフを過ごしました。
そしてその夜は、私が密かに憧れてたライブハウス、
バーバーバーに出演しました。
最近売れっ子のシンガーたちがよく出てるお店で
古い映画のワンシーンのようなステージでした。
この時には喉がすっかり良いコンディションに
戻ってくれて、思いっきり自分らしく歌えたのでした。
最近ライブではセーブしてこわごわ歌ってたので、
久々に「歌うことの幸せ!」という感覚がよみがえってきました。
最終日に良い思い出を作れて良かった・・・!
又機会があれば是非歌いたいお店でした。
中国の女性二胡奏者シュウミンさんとも仲良くなれ、、
レコーディングも無事終了して、貴重なライブ体験も
させてもらって、言う事無し!のハッピーな
ツアーのはずでした。。。がしかし!
やはり浪速のシンガー中谷は最後の最後に、
大どんでん返しがありました。
翌日、専門学校の仕事が休めず、ちゃんと時刻表で
乗る新幹線を確認していました(チケットは取ってなかったのですが)。
朝、ふと気づくと・・・「あれっ!あと2時間で授業始まるやん??
なんで?」とあせった私。なんと、オオボケな事に間違った時間を
見ていたのです。しかも、そうこうしてるうちに
その後の授業にぎりぎり間に合う「のぞみ」にも‘満席’の表示が!
なんと不運なことよ!と嘆く間もありません。
これに乗らなきゃ間に合わないのですから。
みなさん知ってます??「のぞみ」に立ち席があることを!!
悲しいかな、名古屋まで扉の前の廊下で過ごしたのです・・。
料金は一緒だし、あまりオススメできません(涙笑)
そんな私のせっかくいい感じだった東京&横浜ツアーも
ラストシーンで珍道中と化してしまいました。
今回こんなFoolishな私が選んだバラードの名曲は
"My foolish heart"です
(ただし、曲の中の主人公は恋にのぼせて
Foolishになってますが。)
My foolish heart
夜のとばりが美しい調べを語りかけてくる
私のオオボケが恋のせいならまだ救われるんですが。
こんな私ですが歌ってるときだけはカッコよくいたいです。
2002年9月30日 秋本番を前に
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