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スターアイズで
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第28回 なごり雪(2004年春号)
私は昔から洋楽を愛聴し、日本の「ニューミュージック」を聞いて育ったわけでは
ないのですが、さすがにメロディーを知ってる曲はいくつかあります。
今教えてるCATでも、ストリート演奏などのフォークソングブームで
私の受け持ってる生徒の中にも、昔懐かしい曲を歌いたいと持ってくる子もいます。
近年、日本語の曲を歌う事は、私にとって「こっぱずかしい」事でした。
思い起こせば、ジャズシンガーを名乗って以来、始めて歌ったのは
天文台の七夕コンサートで、甲斐恵美子デュオが伴奏する童謡「七夕さま」でした。
ただ美しいメロディーを崩さず歌ったにすぎなかったのですが、
聞いていた友人が「こんなにきれいな曲やったんや、と改めて感動しました」と
告げにきてくれたのが印象的でした。
それ以後も、たまに親子向けコンサートで、ディズニーの名曲を2コーラス目を
日本語で歌ったり、というのはありましたが、やはり「こっぱずかしい」感じは
抜けませんでした。
そして、時は巡り、この2月より、地元吹田でアコースティックライブのお店に
レギュラー出演することになりました。ここのマスターをはじめ、
集う人たちはフォークソング世代の、今でも昔のフォークを愛する方たち・・。
私も嫌いではないジャンルだし、ちょっと毎回一曲歌ってみようか・・と
軽い気持ちで歌い始めました。
そしたら・・!なんかジーンと心に沁みてる自分がいたのです。
私も日本人やな、と今更ながらに思いました。
きっと年齢的にもそういう歳になったんでしょうけど・・。
だから、最近「私はJAZZシンガーですが、」と前置きをしてから
1ステージに一曲くらい、他のお店でも歌ったりしています。
レストランなどでは、音楽を聞きに来る方ばかりではないので
すぐ横の席でがやがや話し声が聞こえる事もあります。
がしかし、日本語の曲の威力はすごいですね。
パッと注目(注耳?)するのがわかるのです。
先日、あるお店のリクエストカードに「前回、あなたの歌う‘なごり雪’が
忘れられず、今日も遠方をリクエストしに来ました」と書いて下さった人がいて
すごく励みになりました。そして「日本語歌ってもイケテるんやね?私。」と
ちょっとあの「こっぱずかしさ」から脱出した気分になっています(笑)
まだ、今はジャズと切り離したところでしか、日本語の曲を歌えてませんが、
なんとか融合できないもんだろか・・と少し考え始めました。
昔、日本語でジャズを歌った歌手も登場しましたが、う〜ん、
聞きたくても廃盤になって入手できない情況なんですよね。
多分イマイチだったんでしょう。うまく日本語がジャズのメロディーに乗りにくかっ
たのかなぁ?!
そういう方法とは違った何か・・・どなたか、何か良い方法が閃いた方、
是非ヒントを下さい。
日本のジャズシンガーたちがぶつかってきた壁に、ただ私もぶちあたってるだけかも
しれませんが、痛感してる最中なので、何とか考えたい私です。
2004年3月16日もうすぐ桜の季節
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