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甲斐さんと打ち合わせをしているYakko





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第8回 So many stars

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 あっという間に2001年も10日過ぎてしまいました。

この10日間に二大イベントがありました。 5日、月食のテーマ曲を含む2曲を録音しに上京し、 自分でも納得のいく出来上がりで帰って来ました。 そして9日、月食当日。雨に降られ、雨があがっても厚い雲のせいで 一瞬たりとも赤い月は姿を見せてくれませんでした。そのせいか余計に悲しい 響きで「エオスの涙」がローテーションしていました。

「エオスの涙」は皆さんご存じの通り『今夜教えて』のラストから2曲めで 甲斐さんと山田さんの演奏で収録されている曲です。イギリスに長く住んでらっしゃっ たという、さづかるりこさんが詩をつけて下さってボーカル入りのオリジナル曲が誕 生したわけです。 今回、さづかさんも立ち会って下さり、発音などアドバイスしてもらえました。 そして、何よりも感動したのはドラムの吉尾さんが入って下さった事により あのしっとりしたイメージの曲が、時には力強く、壮大でロマンチックなJAZZに変身 したのです!

まず、自分に合ったキー(高さ)探しから始めました。みなさんもカラオケで経験済 みだと思いますが、たった半音の違いでも声の響きの感じが変わってしまうのです。 私が透明感が一番出る、と選んだキーが実は演奏する側にとってはやりにくかったそ うですが、甲斐さんたちの好意に感謝!です。 そしてこの曲、イントロから歌メロに入る一声目からいきなり転調するのです! これを克服するためには歌いこむしかありませんでした。 そんな苦労を乗り越え、たった2テイクでOKが出されて、誕生したのです。

この歌詞付きのエオスの涙は私の歌が最初に世に出るのだ!と思うとわくわくします。 春には、もう一曲SO MANY STARSというスローボサノバの曲と演奏2曲を含む4曲の ミニアルバムが出る予定ですが、ダウンロード すれば少しだけ聞けるそうなので、是非、興味を持って下さった方、聞いてみて下さいね。

では、今月の一曲のコーナーです。 ミニアルバムに入る予定のSO MANY STARSを選びました。 日本でも人気のあるボサノバグループを率いるセルジオメンデスのナンバーで 「JAZZ詩大全」で、メロディーの息が長く非常に正確な音程を必要とする難しい 節回しの難曲、と書かれています。そういう理由からかあまり歌っているシンガー がいません。 サラボーン、シンガーズアンリミテッド、日本では伊藤君子さん。 私のお勧めは伊藤君子さんのフュージョンタッチの伴奏で歌う大人のボサノバです。

【訳】
夜明けは夢に満ちている。
私の夢はどれ? どの星にもその夢が一つあるなら、沢山の夢の中のいったい どれが私の夢なの?
風には歌が満ちている。 私の歌はどれ?
どの星にも一つの歌があるなら、沢山の歌の中の どれが私の歌なの?
神秘的な美しい詩です。 私は前半はストレートメロディーに忠実にたんたんと表現し、 後半、自分なりの感情を静かに込めて歌いました。

大好きな難曲、これを機会にもっともっと歌い込んで 私なりの味を出していけたら、と思っています。

2001年1月10日           中谷 泰子


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